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平成22年1月 肩の痛みについて

整形外科医長 宮田 岳人

 「肩が痛くなる病気」というと、四十肩・五十肩が有名です。これは、40歳代以降によく発症し、肩の痛みのために腕が後ろに回りにくくなるという病態の総称で、正式には肩関節周囲炎といいます。その原因はさまざまですが、多くの場合はリハビリテーションを行うことで長くても数ヵ月の経過で症状は軽快します。

 しかし、いわゆる四十肩・五十肩と診断され、なかなか治らない方の中に、「腱板断裂」という病気が見逃されていることがあります。腱板断裂を放置すると、いつまでたっても疼痛が改善せず、肩周囲の筋力が弱くなり、肩関節が固くなってしまった結果、腕が上がらなくなってしまうことがあります。

 そのため、初期の段階でしっかりと診断をつけ、適切な治療を行うことが大切です。診断にはMRIや超音波検査が有用です。その後に、適切なリハビリテーションを行うことで、症状が改善する場合もありますが、症状が改善しない場合は手術的治療が必要になります。

 肩が痛い、腕が上がらなくて困っているという方は、整形外科でご相談ください。

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