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平成19年8月 PCO(多嚢胞性卵巣症候群)

婦人科医師 斎藤真実

  月経異常や多毛、にきびなどが気になるという人は、PCO(多嚢胞性卵巣症候群)かもしれません。PCOとは、今から70年ほど前に、卵巣が腫れ、無月経で不妊症の人がいるということで見つかった疾患ですが、その程度はまったく無月経の人からほぼ規則正しく月経のある人まで様々です。女性の約5パーセントの人がこのPCOであるといわれています。
 女性であっても男性ホルモンがないわけではありません。男性ホルモンは副腎や卵巣で作られています。PCOは、卵巣における女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが悪いために生じる疾患です。PCOは、血液中のホルモン量を測り、エコー検査で卵巣の状態を調べることで診断できます。
 治療法は、妊娠を希望される場合と希望されない場合によって異なります。多毛やにきびには、低容量避妊薬(ピル)が奏効することもあります。また、PCOは肥満や高脂血症、糖尿病とも関係した全身的な疾患であることが分かってきました。メタボリックシンドロームにならないためにも、自分のからだについて正しく理解し、予防や早期発見に努めましょう。

(広報いみず 平成19年8月号より転載)

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