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平成18年4月 信頼される医療をめざして

院長 麻野井 英次

  医療におけるインフォームド・コンセント(説明と承諾)は、 医師が十分に情報を提供した上で患者から承諾を得ること であり、個人の尊厳並びに決定権を尊重することです。医師の 患者に対する義務とされています。また、本人の意思が最大限 尊重されるのが狙いであって、患者に医療の内容などについて 選択を迫ることが本来の意味ではありません。ここで患者が 医師の説明を承諾できるかを決める最も重要なものは何かと いいますと、それは信頼関係です。患者がその医師を信頼でき るかが問題なのです。信頼という絆がないところで発せられた 言葉は相手の心には届きません。インフォームド・コンセントは 医師が患者に信頼されているとき初めて可能になります。医療 においては、医師側の情報量が患者側よりはるかに多いため 契約は成り立たず、信頼によって任せる部分が非常に大きい のです。私たちは、患者一人ひとりの生きてきたかけがえのない 物語を尊重し、心と体の回復に向けて信頼される医療を提供 したいと思っています。

(広報いみず 平成18年4月号より転載)

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